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ハリー・スミスは語る

June 9, 2026

nicoです。 最近、心をつかまれた本の紹介

なんなんだ。とにかく面白い。訳が分からない。 『ハリー・スミスは語る』を読み始めてから、ずっとそんな状態だ。 ハリー・スミスは民俗音楽を収集し、映画を撮り、人類学に首を突っ込み、魔術や錬金術にも関心を寄せた人物。 普通なら「何をしている人なのか」を一言で説明できそうなものだが、この人はどこまでも説明から逃げていく。 音楽の話をしていたかと思うと神話になり、人類学になり、また別の場所へ飛んでいく。そのつながりが見えない。 本の中に、ハリー・スミスがあやとりをしている写真がある。 ハリー・スミスはあやとりまで集めていた。 それは変わった趣味というより、民謡を集めることの延長だったのだろう。 人から人へ伝わり、形を変えながら生き残るもの。 彼はそういうものに取り憑かれていた。 その写真を見ていて思った。 彼には、私には見えない糸が見えていたのではないか。 民謡も映画も人類学も魔術も、普通なら別々のものとして扱われる。けれど彼には、それらを結ぶ一本の糸が見えていたのかもしれない。 こちらにはただの糸のもつれにしか見えない。 だから訳が分からない。 でも、目が離せない。 今のところ『ハリー・スミスは語る』の感想は、それに尽きる。

June 5, 2026

Tatsuyaです。

ここ最近のブログにできるような特筆したことがなかったので(キャンプは行きましたが間違いなく書き過ぎなので自粛)最近読んだ本の紹介をします。

イン・ザ・メガチャーチ   朝井リョウ

アイドルの推し活文化を数人のそれぞれの立場、環境から書かれた小説。

青春の葛藤や社会の矛盾を突くような題材が多い著者。でも『ゆとり三部作』なんて言われているエッセイ3冊が別人が書いたように下らなく面白いのでそちらもおすすめ。

娘もいずれ何か強烈に推すアイドルできるのかなとか思って読みました(現在はサンリオのぽちゃっこ推しみたいです)

アンビエント・ドライヴァー  細野唯臣

はっぴいえんど、ティン・パン・アレー、YMO、、、細野唯臣の自然観、人生観、音楽観、精神世界的体験をまとめたエッセイ。

音楽の側面しか知らなかった自分は非常に面白く読めました。

あとお孫さんのやっているバンドもかっこいいです。

青天  若林正恭

アメフトが題材のオードリー若林正恭初の小説。

アメフトのルールは知識ほぼゼロでしたがそれでもしっかりのめり込めました。過去に出版されているエッセイも面白いです。

Ambient/Jazz   原雅明

1章マイルス・デイヴィスのジャズとアンビエント、2章ブライアン・イーノのアンビエントとジャズと続く今日におけるジャズとアンビエントの交差の源流を探る1冊。

どちらのアーティストも聴いていたので気になって読みましたが必要な知識が僕にはまだ足りていなかった感。勉強。

2D Double decades Of Tokyo Pop Life   鈴木哲也

90~00年代にsmart編集者、honeyee.com編集長を務めた著者による

ファッションと音楽を中心としたポップカルチャーについて纏められた本書。

自分が生まれてまもなくから服に興味を持ち始めたあたりの時代なので楽しく読めたし、若い方は現在のリバイバルの元ネタや時代の系譜が知れて楽しいかと思います。

今夜、すべてのバーで 中島らも

タイトルだけ見ると酒にまつわる洒落た小説と勘違いしそうだが、著者の実体験をベースにした生と死の間で揺らぐ人々を書いたアル中小説です。

酒好きとしてスルーできないと思い購入。

晩酌しながら読んで後半は酔っ払って3回くらい同じページ読んでるし、翌日は後半の内容覚えてなくて数ページ戻って読むという愚行(この本に限っては正しい作法なのかも)をしながらまだ読んでます。

こんな自分におすすめの本ありましたら是非教えてください。

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Update: June 9, 2026

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